蛋白質科学研究室(早乙女研究室)
<About us>
この研究室は2024年に新設されたばかりで、現在のメンバーは教員1名・学生0名です。(ただいま1期生を募集中です)
バイオテクノロジーの分野で厄介とされる”蛋白質凝集”という物理化学的現象に注目し、複数のテーマを並行して研究活動を行っています。興味があれば見学可能なので、お気軽に問い合わせください。ちなみに、普段はこんな実験をしています。
・アミノ酸変異を導入して、オリジナルの蛋白質を設計する
・大腸菌を培養して、組換え蛋白質を合成する
・蛋白質の熱安定性や溶解性など、物性を評価する
・成功すれば、自然界に存在する蛋白質よりも性能が向上するかも?
このように研究分野のジャンルは、「生物物理学」「蛋白質工学」に分類されます。小山高専・物質工学科には化学系の研究室が沢山あるので、その中では一風変わった研究室かもしれません。(詳細は下記”RESEARCH”を参考にしてください)
<Information>
本研究室では、DSC装置を用いた依頼測定を受け付けています。熱測定およびデータ解析に2-3日必要ですが、蛋白質の熱力学的パラメーターおよび熱転移モデルを決定できます。もし組換え蛋白質の熱安定性評価に興味がある方は、ご連絡ください。
(1)サンプル条件
サンプルの蛋白質濃度は50 μM以上、ボリュームは1.5 mL以上、pHは酸性~中性
(2)サンプル調製
蛋白質溶液あるいは凍結乾燥させた粉末の状態で、冷蔵で郵送してください。必要であれば、こちらで粉末の状態から透析まで行い、フレッシュな状態のサンプルを測定します。
(3)その他
あらかじめDLS測定など予備実験を行い、高温で熱凝集が起こらないか確認していただけると幸いです。
RECENTLY NEWS
2024.4.1 研究室が新設されました。